印刷通販 楽プリ.jp
楽プリ.JPの商品は一部環境に優しい
植物油インキを使用しています。
お客様のプライバシー保護のため
SSL暗号化通信を採用しています。
チラシ印刷
作成のポイント
折込チラシはデータと実績で考えよう
イベントやセール、募集など、お店や企業が様々な告知や宣伝をおこなう販促活動で、一般的によく用いられるのがチラシです。チラシはほんの小さな紙一枚ですが、ターゲットであるユーザーの手元に届くことで予想以上の効果を発揮してくれます。場合によっては、一回の折込チラシが大きなターニングポイントになることもあるので、チラシの効果を軽視することはできません。
ただし、しっかりとチラシの効果を出すには、いくつかのポイントを抑えておく必要があります。特に新聞折込の場合は、デザインや広告内容はもちろん重要ですが、折込のタイミング(折込日や曜日)や配布枚数(配布エリア)、折込媒体、認知度など、様々な条件によって反響は変わってくるので、マーケティングデータと過去の実績に基づき計画していきましょう。
チラシづくりのポイント
新聞折込では、たくさんのチラシが一緒に折り込まれるので、その中でユーザーの目を引き、存在感を出すには、チラシの大きさとデザインが重要になってきます。ポイントのズレた完成度の低いデザインでは、ユーザーへの訴求力が弱いだけでなく折込チラシ自体の効果も薄れてしまいます。
また、ポスティングや手配りの場合、ユーザーがチラシを手に取り、捨てるかじっくり見るか判断するのは数秒で決まるので、配布方法は違っても新聞折込と同様にデザインの重要性は変わりません。
せっかくコストをかけてチラシを作るんだからと意気込んで、たくさんの内容をチラシに盛り込むのも良いのですが、あまりにも詰め込みすぎると一見した感じが雑多なイメージになり、アピールポイントがボヤけて、一番伝えたい内容が埋もれてしまいます。
そこで、まずチラシに入れたい内容を整理し、優先順位に合わせて文字の大きさや字体、色遣いを工夫して強弱をつけることで、そのチラシの訴求ポイントがひと目でわかるようにしましょう。
チラシづくりに役立つマーケティングデータ
折込チラシの閲覧状況(1)
折込チラシをほぼ毎日見る人は全体の約7割。特に60代や既婚者には、じっくり時間をかけて目を通す人が多い。
新聞の折込チラシをほぼ毎日見る人は、全体の71.6%。年代別にみると、特に40~50代の折込チラシ閲覧率が高く、20代では低い傾向で若者の新聞離れがこの結果からも伺えます。若年層をターゲットとした販促は、従来の媒体だけでなくソーシャルメディアなどウェブを活用した展開が今後ますます重要になっていくでしょう。
折込チラシを月1回以上閲覧している人の見方として「興味のあるものだけ見る(54.4%)」「ほぼ一通り目を通す(41.0%)」という人が大半で、全体の9割を超える結果となりました。年代別にみると、特に60代で「ほぼ一通り目を通す(46.7%)」という人の割合が多く、また、未既婚別では「ほぼ一通り目を通す」という人は、未婚者の1.5倍近くに上ります。
折込チラシを見る時間は、平日が平均9.5分、休日が平均11.4分、また、年代別にみると、60代は平日で平均11.7分、休日では12.7分と長く、他の年代より時間をかけて見ていることが伺えます。未既婚別にみると、平日は未婚者が平均8.1分に対し、既婚者が平均10.0分と2分近く差がありますが、休日は平均0.5分しか変わりませんでした。
折込チラシの閲覧状況(2)
折込チラシを見る人が最も多いのは、「土曜日」の朝、午前8時~10時がピーク。
折込チラシを見る曜日は、土曜日(93.3%)が最も多く、続いて日曜日(86.1%)、金曜日(85.8%)と週末が中心のようです。未既婚別にみると、未婚者では、土曜日、日曜日、金曜日と週末に見る人が多いのに対し、既婚者では、土曜日に続いて金曜日、火曜日と平日も見られています。未婚者と既婚者の生活スタイルやリズムの違いが表れています。次に、折込チラシを見る時間帯は、平日では8~10時(32.0%)が最も多く、続いて6~8時(29.1%)と朝方が中心で、休日は平日と同様に8~10時(39.4%)が最も多く、続いて10~12時(33.8%)が多いようで、時間帯も曜日と同様に、平日と休日で生活リズムの違いが表れているようです。
主に見ている折込チラシの種類
「食料品」が9割超。20代は「洋服」、30~40代は「ファーストフード」、50~60代は「家電」が中心。
主に見ているチラシの種類は、「食料品(92.8%)」が最も多く、「生活雑貨・日用品(85.6%)」「家電・電化製品(60.1%)」が続いて多く見られているようです。年代別では、20代で「食料品」「洋服・アパレル」「生活雑貨・日用品」が多く、30~40代では「食料品」「生活雑貨・日用品」「ファーストフード」が多いようで、それぞれの世代や生活スタイルの違いが見ているチラシの種類にも表れています。
未既婚別にみると、未婚者では「食料品」「生活雑貨・日用品」「洋服・アパレル」が多いことから、未婚の若い世代では自分自身の生活やファッションに、子育て世代では子ども中心の生活スタイルがアンケート結果から伺えます。
折込チラシでは、このようにターゲットとなる世代の価値観や生活スタイル、持っている悩みなどによって興味・関心が異なってきます。しっかりとリサーチをして、ターゲットに響くチラシを作り、高い効果を目指していきましょう。
折込チラシで目を引く要素
「半額」「大処分・売り尽くし」など、安さ感やお買い得感を連想するワードがポイント。
目を引くチラシの要素として最も多かったのが「半額」の文字(66.8%)で、続いて「大処分・売り尽くし」や「50%OFF」「激安・格安」など、安さ感やお買い得感を連想させるワードにユーザーの高い関心が集まるようです。年代が高くなるほど「フルカラー」「色が鮮やか・カラフル」「文字が大きい」など、安さ感だけでなく第一印象やわかりやすさといったビジュアルの要素もチラシで反応を得るポイントになっています。また、「期間限定」や「本日限り」「先着順」などの今だけの特別感や限定感を、実店舗で実施する企画にあわせて使うとより効果的です。
折込チラシ閲覧後のユーザーの行動
ファーストフードはクーポン券の利用率が高く、スーパーやドラッグストアは比較検討の材料として活用。
折込チラシ閲覧後のユーザーの行動として「(ファーストフード)クーポン券を利用(75.0%)」が全体の4分の3に上り、続いて「(スーパー・ドラッグストア)普段行かない店舗で買い物(50.5%)」「(デパート)バーゲンに出かけた(47.9%)」「(宅配ピザ)出前を電話で注文(44.3%)」「(家電量販店)自宅から離れた店に出かけた(38.1%)」という結果に。ファーストフードやスーパー・ドラッグストアでは、ユーザーにまず来店させることが重要なので、目玉商品やお買い得商品、割引クーポン券などを紙面に強く押し出すことで、ユーザーが来店する動機づけに繋がります。一度来店したユーザーに対して、チラシの目玉商品やお買い得商品ではなく、通常商品の「ついで買い」を接客や店舗内のディスプレイ広告でしっかり促していきましょう。別のアンケートでも、スーパーやドラッグストアの折込チラシは「複数の店舗を比較して店を選んでいる(57.2%)」という人が最も多く、「品物の底値を覚えて価格を比較している(49.5%)」「『曜日限定』のお買い得品は見逃さないようにしている(46.4%)」といった結果に。このように、折込チラシを比較検討の材料にして、日常生活の中で活用している人はまだまだ多いようです。
折込チラシを見るユーザーには、安さやお得な情報だけでなく真新しさや新鮮さを求めているケースもあるので、商圏内外を問わず折込エリアを工夫することも必要です。普段行き慣れたところとは違う店舗に足を運ぶユーザーは、いつも自分が行く店とは違う刺激を求めていることが多いため、しっかりとした接客やサービスをすることでファンにしていきましょう。